弾くこと、聴くこと。

musica fresca

クープラン

フランソワ・クープラン生誕350年

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2018年はフランスの作曲家、フランソワ・クープランの生誕350年に当たります。

ルイ14世からルイ15世の時代、ヴェルサイユの宮廷で活躍しました。多くの鍵盤楽器のための作品を残しています。

ドビュッシーラヴェルプーランクなど近代フランスの作曲家にとっては、誇らしい偉大な大先輩。典雅で繊細、時にはユーモラスで皮肉っぽかったり…とその音楽のエスプリは脈々と受け継がれているようです。

2枚のCD…クラヴサンチェンバロ)で演奏されているもの、現代のピアノによるもの、どちらも気に入っています。ピアニスト、アレクサンドル・タロー  Alexandre Tharoud は色々な工夫をして面白い演奏を聞かせてくれます。

「百合の花ひらく」Les Lys naissants 「恋のうぐいす」Le Rossignol en Amour など、チェンバロの音を思い浮かべながら、装飾音を軽やかに自由に弾くととても美しく楽しい。楽譜は、音楽之友社クラヴサン曲集なら、クープランの他に同じフランスのラモー、リュリなどの曲も載っていて使いやすいです。

2018.1.3