布施明 meets 新日本フィルハーモニー交響楽団
まず初めに…
12月18日は我らが 布施明 さまの誕生日です。
Bon anniversaire à Akira!!
おめでとうございます!
なんてチャーミングな74才なんでしょう!
布施明 meets 新日本フィルハーモニー交響楽団
生のオーケストラとのコンサート、しかも数曲のゲスト出演ではなく…となると、これはもう足を運ばざるを得ません。
こちらのホールへ来るのは初めてです。
ロビーに置かれている 船越桂 「水のソナタ」
外側通路からもガラス越しに見えるこの彫刻は、船越氏の作品の中でも最も人の目に触れる機会が多いかもしれません。
コンサート前半はいつもの「布施バンド」と。
チケット完売とのことで客席はぎっしり。「ソーシャルディスタンス」とやらにすっかり慣れた身には少し辛い。
プログラムの曲目やトークについてはこちらの方のリポートをどうぞ…。とても詳しく愛に溢れています。https://t.co/bjQG1R6drE
「落ち葉が雪に」2021~22 ライブツアーのための新しいアレンジ。深い味わいでした。
縦笛の音には 鍵盤リコーダー という楽器が使われていました。この音好き!吹いてみたい!
andes 25F | 鈴木楽器製作所 (suzuki-music.co.jp)
後半、いよいよオーケストラの登場。
フルオーケストラを背に、本当に気持ち良さそうに歌っておられました。指揮の藤野さんとは、演奏もお喋りも息がピッタリ。
客席に向けての挨拶には、オーケストラのメンバー皆を仲間として、その一員として…の気持ちが感じられて、いいなぁとしみじみ思いました。
3月末には大阪フェスティバルホールで。
さて、2021~22 ライブツアー「祭りのあとの歌ものがたり」は4月9日まで続きます。大阪は3月29日フェスティバルホール。楽しみです。
★今回のコンサート中に話されていたミュージカル「ディア・エヴァン・ハンセン」の映画版、そしてオペラ「トゥーランドット」見てみよう!特にお薦めされたという訳ではないですが。
『ディア・エヴァン・ハンセン』短評 - 京都ドーナッツクラブのブログ
プッチーニ《トゥーランドット》 | 演目紹介 | METライブビューイング:オペラ | 松竹 (shochiku.co.jp)
オペラ【OTELLO/オテッロ】を見て
久しぶりのオペラ鑑賞
11月28日(日) 関西二期会のオペラ公演【オテッロ】
イタリアからの指揮者と演出家は来日できず…といった中でしたが、充実した内容で楽しめました。
オテッロ役の小餅谷哲男さん、響きのあるテナーで風貌も良く、まさにこの役にぴったり。
しかし残念な事に、本番一か月程前に緊急手術、2週間前に稽古に復帰とのことで、前半(1幕2幕)とフィナーレの1曲のみの歌唱、残りの部分は代唱…エプロンステージで別のテナーが歌い、舞台上の演技は小餅谷さん…という変則的な形でした。舞台に近い席だったので、口の動きと共に僅かに声も聞こえてきて、無念さはいかばかりか…と。そして最後の≪オッテロの死≫は圧巻でした。
万全な状態で是非再演を…。
代唱された松本薫平さんも良かったです。そしてカーテンコールで二人が互いに拍手を送りあわれていたのが素敵でした。
オテッロの新妻デズデーモナを演じた畑友実子さん、美しく可憐なソプラノで好演。
特に終盤の≪柳の歌≫から≪アヴェマリア≫は美しかった。
ヴェルディ晩年のオペラ作品
ヴェルディの作品の中で「リゴレット」「椿姫」「アイーダ」などと比べればポピュラーではない「オッテロ」、しかもシェイクスピアの「オセロー」もよくは知らない私です。退屈かも~と危惧しながら足を運びました。が、オーケストラパートが変化に富んでいて、ロマン派ど真ん中より少し新しさが感じられて、とても楽しめました。
初演時73才でしたが、その6年後やはりシェイクスピア作品を元に「ファルスタッフ」を書いています。この最後のオペラは喜劇。こちらも機会があれば見てみたいです。
オペラは楽しい❣❣
ミシェル・ダルベルト
あぁ、聴いてよかった!!!
2月7日(金)フェニックスホールでのティータイムコンサート。
何年ぶりかのミシェル・ダルベルト。以前から好きなピアニストなので楽しみにしていました。
「小ホールでのマチネ」という雰囲気なのかな?と思いきや……一曲目から緊迫感に満ちたベートーヴェン、聴き慣れたソナタが…こんな大曲だったかと…。ただフォルテで音が割れるのが、ちょっと気になりましたが。(まぁベートーヴェンだからね、このくらいの強さが欲しいんでしょうね)
シューマン「子供の情景」にしても然り…とても大きな世界が広がっている。
リスト「愛の夢」は超有名な第3番だけでなく、あまり聴くことの無い第1、2番から通しての演奏。通俗的なイメージが覆された。
そして、ラヴェル『鏡』の「悲しげな鳥たち」の研ぎ澄まされた音!
アンコールのドビュッシー「花火」も凄かった。
65才(おそらく)の大ベテランのピアニストが、少しも気を抜くことなくピアノに向かう姿に心打たれました。
東京公演のプログラムは、ドビュッシー「前奏曲集」全曲。曲順を独自の観点で並び替えて演奏したらしい。これも聴きたかったです。
2011年に来日した際のインタヴュー記事がありますが、指揮を中心に活動した時期を経てまたピアノに戻ってきたのかなぁと思ったりしています。
https://www.ojihall.jp/topics/interview/dalberto_int.html
演奏とは別に…イケメン、お洒落(仕立ての良いスーツ‼)も衰え知らずで嬉しいかぎりでした。
【プログラム】
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▼リスト:3つの夜想曲 「愛の夢」1.高貴な愛 2.私は死んだ 3.おお、愛しうる限り愛せ
▼ラヴェル:『鏡』より「悲しげな鳥たち」「道化師の朝の歌」
2020年、新しい朝に…
棚から1枚
Bonne Année!
元旦の朝に何を聴こうか、と取り出した1枚。
久しぶりに聴いたけど、やっぱり良い!いろいろな曲が入っていて楽しく、華やいだ気分になれる。私の大好きな、ハイドン:クラヴィア・コンチェルトも入っているし…。
今年はどんな音楽との出会いがあるかしら。
先ずは1月11日の ゴンチチ「生音三昧」いずみホール。バッハ ゴールドベルク変奏曲からの1曲、これを生で聴けるのが楽しみ。
クリスマスに…
クリスマスに聴きたい曲
我が家の定番は、コレルリのクリスマス・コンチェルトから始まるCDです。12月初めからお正月過ぎ頃まで、よく聴いています。華やかさがこの時季にピッタリです。
次に、日本ではあまり知られていないフランスのクリスマス・ソングを。
1曲目は "Petit papa Noël" (すてきなサンタさん)
サンタさんにプレゼントをお願いする子供。次には「帰る時には上着を着るのを忘れないでね、外は寒いから…」となんとも優しい言葉をかけます。リフレインの所からみんなで「プティ パパ ノエル…」と歌うそう。
2曲目は "Un Flambeau, Jeannette, Isabella" (ジャネット、イザベラ、たいまつを!)
ブリュターニュ地方の古い歌らしい。この歌い手もケルトっぽいです。「たいまつ手に手に」というタイトルで英語でも歌われています。
この歌、とても気に入っています。
Merry Christmas❣ Joyeux Noël❣